コーヒーの国際品評会『カップオブエクセレンス』

コーヒーを学ぶ

2015.04.11

コーヒーの国際品評会『カップオブエクセレンス』 出典:yokoicoffee.cocolog-nifty.com

スペシャリティコーヒーの厳格な品質基準『カップオブエクセレンス』とは?その審査方法をご紹介します。

カップオブエクセレンスとは

カップオブエクセレンスとは 出典:thecoffeebrothers.com

カップオブエクセレンス(Cup of Excellence=COE)とは、カップオブエクセレンス加盟国により1999年から行われているコーヒーの国際品評会のこと。その年に初めてブラジルで開催され、各国から国際審査員が招かれました。

品評会により厳しい選定基準を満たしたロットを、全量買取方式でインターネットオークションにかけます。初年度のオークションが大成功を収め、以来カップオブエクセレンスのシステムが普及していきました。現在では、世界中の愛好家がカップオブエクセレンスの風味を楽しんでいます。

選定審査

第1段階

まずは、スペシャリティコーヒーの品質基準を満たしているかを審査します。

第2段階

第1段階をクリアしたコーヒーの中から、ブラインドテスト(目隠しテスト)を行い、トップグループを選抜し、3日間のコンペティションによってその年のカップオブエクセレンスが決められます。

カップオブエクセレンス評価項目

フレーバー:味覚と嗅覚との組み合わせ(8点)
後味の印象度:コーヒーを飲み込んだ後で持続する風味(8点)
酸の質:酸の強さを評価の対象とせず酸の質について評価(8点)
口に含んだ質感:口に含んだ触感の「粘り」「密度」「濃さ」「重さ」など(8点)
ハーモニー均衡性:風味の調和がとれているのか(8点)
カップのきれいさ:「汚れ」または「風味の欠点」の有無(8点)
甘さ:熟度が良く、かつ均一さに関係する甘さ(8点)
総合評価:(8点)
基礎点:(36点)
以上の項目を審査し『84点以上(100点満点)』の評価を得たコーヒー豆に『カップオブエクセレンス(Top of Top)』の称号が与えられます。

生産者の意欲向上

生産者の意欲向上 出典:illy.com

小規模の農園でも参加できるため、高品質な豆は正当に評価されます。労力に見合った金額が支払われることにより、意欲の向上はもとより生活の助けにもなります。コーヒー豆の品質向上と生産国の経済促進の為のプロジェクトでもあったんですね。
カップオブエクセレンス加盟国年度によって変更もありますが、『ブラジル』『ニカラグア』『エルサルバドル』『ホンジュラス』『ボリビア』『コロンビア』『グアテマラ』『ルワンダ』『コスタリカ』の各国で年に1度開催されています。

カップオブエクセレンスだけが品評会ではありません

カップオブエクセレンスだけが品評会ではありません 出典:AllAbout

例えば、世界最高のスペシャリティと言われ、年々オークションの高値を更新し続けている『パナマ エスメラルダ農園 ゲイシャ』は『ベスト オブ パナマ』というオークションに出品されており、カップオブエクセレンス以外にも素晴らしい品評会は存在しています。この『パナマ エスメラルダ農園 ゲイシャ』ですが、グラム単価ではブルーマウンテンの数倍の価格を記録しています。

参加している日本企業

日本企業としてカップオブエクセレンスに参加している商社・ロースターはたくさんありますね。『丸山珈琲』『WATARU』『東亜珈琲』『加藤珈琲』『ハニー珈琲』『日本珈琲』『極東ファディ』『サザコーヒー』『田代珈琲』などなど。特に『東亜珈琲』は日本で初めてカップオブエクセレンスを落札した企業の1つとして有名です。最近では、『UCC』も入札に参加しています。

まとめ

美味しいスペシャリティコーヒーは厳格な審査で品質が守られているんですね。カップオブエクセレンス(Cup of Excellence=COE)、その審査の過程を考えながら、コーヒータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか

facebookでシェアする

Twitterでシェアする