サードウェーブの代名詞「ハリオv60」誕生の秘密!?

コーヒーの道具

2015.09.22

サードウェーブの代名詞「ハリオv60」誕生の秘密!? 出典:flickr.com

海外の有名コーヒーショップや、国内のロースターなどサードウェーブシーンにおいて多くのシェアを誇り、プロのバリスタにも愛されている「ハリオv60」。この有名すぎる円錐型のドリッパーはコーヒー好きの皆さんも一度は見たことがありますよね。今回はハリオv60がどのようにして産まれたかをご紹介します。

フィルターに合った失敗しない淹れ方。ハリオV60でコーヒーを淹れよう!

ハリオv60誕生のルーツは40年前!?

ハリオv60誕生のルーツは40年前!? 出典:design-bard.biz

今から40年以上前の1960年代当、まだ贅沢品だったコーヒーはネルドリップで淹れることが一般的でした。それに近い味を手軽に淹れることができないかとハリオ社の鶴岡さんが硝子試験室にあった理化学用の円錐型の漏斗(ろうと)を使ってドリップを行ってみたのが始まりです。ネルドリップであれば布の全面で抽出を行うことができますが、衛生管理の面などを考慮した際には家庭には向きません。その問題を解決するために開発されたのがネルに近い構造を持つ円錐型のドリッパーだったのです。

出典:blog.livedoor.jp

そこからさらに試行錯誤を経て1980年に初めて商品化をしますが普及はせず、さらに20年あまりを経た2004年に改めて開発プロジェクトが発足しこの螺旋状のリブが誕生しました。

螺旋状のリブの秘密

螺旋状のリブの秘密 出典:hokuohkurashi.com

通常のドリッパーのリブは縦にまっすぐ伸びていますが、その場合隣り合うリブの間では壁面とペーパーが密着してしまい、ろ過されないため抽出効率が悪くなってしまいます。そこでハリオv60ではペーパーを浮かせて空気を抜けさせるためにひねりを加え、底面を大きな一つ穴にすることにより、お湯がドリッパーに内に長く滞在することを防いでいます。この構造によって早く注げばスッキリとした味に、ゆっくり注げばコクのある味わいにと、お湯を注ぐスピードによって自分好みの味を作り出すことができるようになったんですよ。

サードウェーブシーンに欠かせない存在に

サードウェーブシーンに欠かせない存在に 出典:bagslife.jp

豆本来の味を引き出すことに成功したハリオv60は昨今の高品質な豆を扱うスペシャリティーコーヒーにマッチしました。カップオブエクセレンスの創設者の一人であるジョージ・ハウエルや2010年のバリスタチャンプであるマイケル・フィリップらがその性能を認め、彼らが使用する映像を見た世界中のロースターなどに広まっていったのです。また浅煎りの豆を扱うロースターではバシャバシャと豆をスプーンで混ぜて抽出を行う「ポアオーバー」などのスタイルも生み出され、v60を用いたドリップのスタイルにも変化が起きているんですよ。

アメリカ西海岸のドリップ方法 pour over(ポアオーバー)って知ってる?

まとめ

いかがでしたか?今では当たり前に見かけるようになったハリオv60ですが、様々な開発努力やコーヒー業界の進化のタイミングが重なることで、サードウェーブのスタンダードとなったことがわかりましたね。普段何気なく使っている道具も誕生のルーツを知ればもっと愛着が湧きますよね!

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